一年の中間点の大祓え

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6月17日の更新日記に記述しました通り、今日は各々神社では「大祓え」(夏越の祓「なごしのはらえ」)が執り行われます。境内では人間が通れるくらいの大きい「茅の輪」が設置され準備満タンのようです。この茅の輪くぐりも方向性というか、順番順序があるようです。右回りなのか左回りなのか?はたまた、3連の茅の輪だとどうなのだろうかと、参拝者が戸惑うこともあるようです。がまぁ 実際にその場所に行って、案内の通り動けばよいのであって、心を騒がせたり思い悩むことも必要もないと思う。わからなければ聞けばよいだけ・・・

もう一度、「大祓え」のことを言うが、これは人の実生活の中で精神生活の乱れを修正し思い起こす、あるいは反省する意味あいを考えればよろしかろう。古来より神社では6月と12月の半年ごとの神事を執り行い「己の心身を正すこと」を意味します。我々は普段生活している中で『知らず知らずのうちに』ついた『身の穢れ』を祓い清める事で、神社神道では「穢れ」は「気が枯れる」ことを意味し我々が、人生において幸せに生き抜くために必要な「元気の気が落ちている」状態を穢れと考える。

実生活では必ずしも良いことばかりではございませんね。誰かに嫌なことを言ったり、言われたり、嫌なことをしてしまったり、されたり、させられたり。またこれらの事柄を知らず知らずに行動していたり、されたり、させられたり・・

なので神道では「直き正しく明るく」生きることが望ましいと考えまた、目に見えない力、神様のお力を仰いで普段の言動行動を反省し祓いによって心の清浄をはかり「さわやかな」新たな気持ちで毎日の生活に努め本来の自分に立ち返ろうと願うことなのです。

簡単に説明すると、「茅の輪くぐり」「形代」(人形・自動車形・ペット形・自転車形・オートバイ形)の白い紙に自分の息を吹きかけたり、ハンドルに紙をこすったり、自分の内と外の穢れを乗り移させ御炊き上げをする。神事茅の輪くぐりは「無病息災」に過ごせるようにと信じられている。

家々では夏の準備、梅雨時にカビなどの掃除もする時期になる。尚これらの事柄は、現在人の忙しい毎日などで、意識しない風潮も多いようですしまた信じる宗教感などの相違で若干違うようであるが、日本人なら代々昔から伝わることとして、捉えることも良いでしょう。

このような事柄を押し付けるものではございませんが信心のある方ならご理解いただけるものと思います。また最近は生活環境・居住環境の変化で少なくなってきたようであるが、神棚・仏壇は大体あるものですし、両親その他家族のお墓もあることですし、日本のごく普通の家庭の話として受け取っていただければよろしかろうと思います。

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