過行く田舎の風景は単純です。
都会などで、ちょっとした街中で人々の行き交いも活気が予想される、それでも最近の情勢を聞くと、高度成長期やバブル全盛時代の雰囲気は全く期待できてないと思う。
田舎の単純な情景をプラスととらえる人々が増えればそれはそれなりに、良いことかもしれない。なぜならまだまだ人々の足が入っていない秘境となりうるか、もしくは、以前は繁盛していたが忘れ去られて、またぶりかえいし人気がでてきている場合もある。
各地域の個性もあると思うので一色単に、いわゆる「どんぶり勘定的」で受け止める、サルの顔を見わけもつかないのと同じで何とも殺風景でおもろくもない。
奥北山のひっそりとした、お寺にお伺いしたとき、平安時代の足跡(そくせき)を思わせる語りを聞かされて驚きの感情を覚えたことがある。お接待も昔風にされ強い印象も残る。
ファインダーから映る水面(みなも)の風景は子供のころ、丘に登り逆さまにみた風景に想いはせる。