百合といっても
沢山の呼び名があります。俳句における季語の中にもただ単に『百合』とだけではございませんね
百合の花、白百合、山百合、鬼百合、鉄砲百合、姫百合、ささ百合、透かし百合、姥百合(うばゆり)と、まあーざっと見ただけでこんなにも多くの呼び方があるのに驚きます。
最近の話題に120年目に『笹の花が咲いた』と、今年5月下旬に岐阜の山で咲いたと報じています。こちらでは重大な事柄が起こったり、天変地異があるときに「ささの花」が咲くと云われ、不吉あるいは不思議とされるている。まぁ120年に一度とはそれ程珍しいものなのでそう表現したのでしょう。
万葉の歌では
『筑波領の さ百合の花の 夜床にも 愛しけ 妹そ 昼も愛しけ』
(つくはねの さゆるのはなの ゆとこにも かなしけ いもそ ひるもかなしけ)
大舎人部士千文(おほとねりべのちふみ)
と詠んでいる。
山の辺の道を歩くと、時々薄いピンク色の「ささ百合」が咲いていた、我が家の近辺では「白百合」が時期を迎えると一斉に見られる。また地域によって古来からの祭として『ゆりまつり』が行われるほどに、わが国では大切にされている。また『可睡ゆりの園』(静岡県)では世界150余品種のゆり満開のゆりの花が満喫できる。
百合の花を『献花』に使われることも多いと思う、これには訳があります、それは『邪気を吸う』とも云われまた空気(場所の気)を善い環境にするために使われだしたようです。我が家では床の間などにも飾ってます。
ただし、祝い事や贈り物に使うときは十分に気をつけ調べてからのほうが良いようです『百合の花』といっても「色の種類」「香り」「花言葉」も違ってきますし又『百合(ゆり)』の種類も多いので使い分けが必要であることも此処に明記していきます。
水無月には
「アジサイの花」が目立ちますけど、百合の花も梅雨にぬれて咲き誇る姿は心が顕れる気持ちになるものです。
池には『睡蓮の花』と『カエル』がコラボしていた!